胡椒好きは着丼して味見するまえから
胡椒振ったりしますよね。
その人にとってラーメンに胡椒は付き
ものなんでしょう。
あの香りは主にリモネンという成分か
ら来ています。
リモネンは、ファイトケミカルの一種
で、重要な栄養素であるとともに、食
欲を増進してくれたり、肉や魚の臭み
を抑える役割を持っています。
胡椒をラーメンにかけると、何となく
美味しくなるのは、このリモネンが加
わるからなんです。
美味しそうなリモネンの香りが丼に入
って、香りの相乗効果が出るからです
。
とても美味しいこのリモネンですが、
これがたくさん含まれている食材は、
胡椒だけではありません。
実は、ある食材にとても多く含まれて
います。
それが実は「レモン」なんです。
似ても似つかないこの食材同士に、同
じ香り成分が入っているなんて!
トンカツにレモンを絞ると何となく美
味しくなりませんか?
決して、酸味が加わるからというだけ
の理由ではありません。
もし単純に酸味が欲しいだけなら、ビ
ネガーやお酢でもいいはず。
レモンを絞ることによって加えたいも
のは、実は「香り」なんです。
で実際にやってみると面白い事がわか
ります、レモンが合う料理には、胡椒
は合います。
逆に、胡椒が合う料理に、レモンなど
の柑橘類は合うのです。
じゅーしつけ麺にはレモンが付いてい
ますが、爽やかな香りはじゅーしーつ
け麺を特別な一杯(皿か?)にしてく
れます。
今までレモンをお皿の端に除けていた
お客さんに、開店当時レモンを添えよ
うと決めた時の情景を思い出して
一振りしてみてほしいと思った訳です
。